タクシー業界はブラックじゃない?誤ったイメージを持たれる理由

公開日: 2023/11/02
タクシー業界はブラックじゃない?誤ったイメージを持たれる理由

タクシー業界はしばしば「ブラック」と呼ばれますが、そうなのでしょうか。労働時間は長く、給与も低いことがデータでも確認でき、イメージを裏付ける部分もあるのも事実です。しかし実際には、さまざまな取り組みや規制が行われ、働きやすい環境づくりが進んでいます。この記事では、誤解されがちなタクシー業界の実態について解説しています。

タクシー業界がブラックと言われる理由

タクシー業界がブラックという言葉を聞いたことがあるかもしれません。タクシー運転手は労働時間が長いうえに、給与も安定していないイメージから、どうしても待遇が悪いと感じてしまいがちです。

事実、タクシードライバーの労働時間は、他の職種と比べて長いというデータがあります。タクシードライバーの年間労働時間の平均は2,352時間で、すべての職種の年間労働時間の平均2,160時間を上回っています。タクシードライバーの労働時間が約200時間長いという結果があるため、労働時間が長いという感覚は間違いではありません。

また、タクシー業界では、基本的に歩合制が採用されているため、どれだけ長い時間働いたとしても、効率よく売上を上げられなければ給与は上がりません。稼ぐ能力がなければ給与は安いままです。それを裏付けるように、タクシー運転手の平均給与は平成25年当時で298万円であり、すべての産業平均が524万円で、給与は実際に安いというデータがあります。

したがって、タクシードライバーは長時間労働で給与が安いというのは事実です。一般的に、労働時間に比較して給料が安い職場はブラックだとする人が多いため、タクシー業界はブラックと言われているのでしょう。

タクシー業界の誤ったブラックイメージ

長時間労働のうえ、給与も安いデータがあるタクシードライバーですが、業界として必ずしも労働環境が悪いとは言い切れません。その理由は、給与が歩合制であるためです。

タクシー運転手の給与は、他の職種などと比較すると平均して安く、売り上げが少ないと給与が安くなるシステムを採用しています。乗客は、季節やイベントの数で増減するため、売上は安定せず、給与は変動します。よって、月給が決まっていて、変わるのは残業時間くらいの会社員から見れば、不安に感じてしまうかもしれません。

しかし、稼げれば給料は上がるため、タクシー運転手全員が稼げないわけではありません。高収入を誇るタクシー運転手も数多くいます。給与が低いデータは、あくまで平均値であるため、タクシー運転手としての能力が高ければ高い給与につながります。

歩合制は、結果を正当に評価してくれるため非常に単純明確で、なかなか給与が上がらない一般の会社員よりも基準が明確な分、給与を上げやすいともいえるのです。

また、タクシードライバーは、シフトの自由度が高い職業です。そのため、自分の予定に合わせて休めます。他の職種では自由に休むことが難しいため、自分の趣味などに時間を使いやすいのが大きなメリットです。

さらに、業務中の拘束時間は長いものの、基本的にひとりで行動する職業であり、休息を取りやすいのも特徴です。乗客を乗せない待機時間には、車の中で休息できるため、労働時間は長くても休憩時間を多くとれます。

以上のように、給与を努力次第で伸ばせる給与形態であり、拘束時間は長いものの、合間に自分のペースで休みやすい仕事です。タクシードライバーにはブラックなイメージがありますが、マイペースに営業したい人や、趣味の時間を確保したい人に向いている業界と言えます。実際の労働環境や収入について正確な情報を知らないために、誤った印象が広まっているのが現実です。

規制と品質向上の取り組みの実施

タクシー業界では、さまざまな規制や待遇改善が進んでいます。そのひとつが、タクシードライバーの勤務時間の見直しです。タクシー会社の勤務形態で一般的なのが、1日に2日分の時間を勤務し、翌日の業務終了後は明け番になる隔日勤務です。長時間勤務による過労対策のために、厚生労働省の有識者検討会により、勤務時間を見直される方向に向かっています。

今までは、タクシードライバーの明け番には、8時間以上休憩時間を与える義務がありました。今後は9時間以上が義務となり、11時間以上が努力義務になります。タクシードライバーに対し、より休息時間が確保できるような規制が図られることになったのです。

この制度が施行されることで、タクシードライバーは、1日の最大拘束時間は15時間となり、1か月の上限も288時間に変更されます。ワーク・ライフ・バランスを保ちながらタクシードライバーとしての仕事を続けられることを目指す規制です。

さらに、タクシー業界としては、ドライバーの担い手不足を解消するために、二種免許の費用を負担し、入社する敷居を下げるなど、福利厚生の充実にも努めています。働きやすい環境づくりにより女性にもアピールするなど、さまざまな取り組みを通じて、労働環境や待遇向上を模索しています。

まとめ

タクシー業界はブラックだというイメージが根強いですが、労働環境を改善するための規制や制度が導入されています。また、自由なシフト制度や休憩時間の確保など、タクシードライバーの生活に配慮した取り組みも行われており、運転手の働きやすさが向上しています。

平均給与が安く、平均労働時間が長いというデータだけ見ると、ブラックであると感じる方もいるでしょう。しかし、歩合制にはメリットもあることや、休みやすい職業であることにメリットを感じる人も多いはずです。現代においては、タクシー業界の取り巻く環境が変わりつつあることを覚えておきましょう。

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